HOME

   
 


アニマルライツの運動


人が動物の権利を「まもる」ことはおこがましいのではないですか?
過激なのではないでしょうか?
映像が過激すぎます。
動物の権利運動はこれらの人々の権利を奪うことではないのですか? 

動物の利用を止めると、多くの伝統や慣わしが失われてしまいませんか?

 

人が動物の権利を「まもる」ことはおこがましいのではないですか?

動物の権利に関連する問題の多くは、人間に利用され、搾取され無用に痛めつけられることによって起こる問題です。動物は人間に思いを伝えるための言葉をもちません。これらを解決するのは、人間以外にはありえません。

過激なのではないでしょうか?


確かにこの運動は社会に大きな変革をせまる運動ではあると思います。現時大勢を占めない運動はすべて、目をほそめてみられます。
太平洋戦争のときに、日本をそこから離脱させようと行動しているひとは極めて危険な集団とみなされていました。
私たちのひ孫は、私たちを過激な集団とは思わないでしょう。

日本の動物の権利擁護運動において、過激と思われる運動は行われていません。(ARCはいたって穏健なパネル展を中心とした啓発、許可を取った上で行うデモ、要望書の提出、動物の保護、話し合いといった活動を行います。)例えば人に危害を加えると言うケースが起こった場合には、それを非難します。

映像が過激すぎます。

これはよく言われます。しかし、私たちがホームページ等で公開している映像は現在も行われている紛れもない事実です。そしてこれらの映像に映された『過激な』行為に私たちは反対しているのです。

物事に反対する際には、まずその事実を知ることが必要です。また、工場畜産や動物実験や生体販売を支えているのは、現在の日本社会であり、(知る知らないに関わらず)受け入れている人々なのです。ですから、私たちはまずこの実態を多くの人に知らせる必要があると考えています。見るのがつらいからといって、動物の苦痛を隅に追いやり無視することはゆるされません。なぜならそうしたところで動物の苦痛は減少しないからです。見るのがつらい行為がなくなれば、それは負の歴史となり、繰り返さないと言う約束の元で敢えて映像を見る必要がなくなるのです。

映像が見るに耐えないのであれば、その行為を批判してください。そしてなにより、その見るに耐えない行いの共犯者にならないでください。

動物の権利運動はこれらの人々の権利を奪うことではないのですか? 

まず、利益が生まれそれで生活している人がいるということが、その行為を正当化する理由にはなりません。
売春や麻薬や拳銃の密売、人の臓器売買は利益を生みますが、それらは現在では重大な罪になります。現在、動物を利用する産業はとても巨大で、これで食べている人も大勢いますが、このことが動物に苦痛を与え一方的に利用することの理由にはならないのです。

第二に、健康増進のために喫煙に反対する人は、タバコ産業で働いている人の権利を奪っているといえるでしょうか?
それを国民が支持する場合、その業界で働いている人がいることを理由に反対できないとすれば、どんな市民活動もなりたちません。

30年前、環境運動を先導する人は、高度成長を狙って(米国に追いつけ、追い越せ)ビジネスに取り組んでいる人の敵でした。 しかし、現在、環境ビジネスはステイタスを得ることができ、特にドイツでは大きな産業を形成しています。地球を汚す産業に携われる人から、地球を浄化する産業へ携わる人に大移動が行われました。
今すぐに肉食禁止、動物実験禁止条例がでれば、確かに一時的に失業者が増えると思いますが、いずれ、他の産業へ移行することになります。
NEDOの報告書では、動物実験代替ビジネスの市場規模を計算しており、それは現在の動物実験に携わる業者を飲み込む規模となります。
どんな活動でも、現在のビジネス界(利害関係者)から反発があるのは当然です。うまく次の段階へ移行する道をしめしながら、交渉していく必要があると思っています。

動物の利用を止めると、多くの伝統や慣わしが失われてしまいませんか?

悪い伝統はなくすることは当然です。現在、動物を搾取する伝統(お祭り)が急速に姿を消していますが、 それはとてもヒューマンなことだと思います。
これまで動物を使う行事が伝統であったとしても、もしそれが非人道的であると現代の社会で思われるならば、今後もその伝統を続けていかなければならない理由はありません。

たとえば、ローマ時代には人間(奴隷)が殺しあう様を見ることが市民の娯楽でしたが、現代の娯楽はルールをもつスポーツに代わりました(一部闘牛や闘犬などの原始的娯楽が残っている)。日本でも、死刑の方法は残酷でしたしその首を市民にさらしていましたが、今では死刑の是非を問うまでになりました。どこの国では子供は幼いときから働き手として見られていましたが、多くの国で教育が義務付けられるようになりました。

 
   
特定非営利活動法人アニマルライツセンター since1987 (c) Copyright 1998-2003  ARC all rights reserved.無断転載禁止