人の価値観は多様です。その価値観の多様性を認めることはとても大切なことです。
しかし、すべての価値観は、個人的な意見のひとつに過ぎず、絶対的価値を持つものでもありません。
もし人それぞれの価値観すべて否定しないのであれば、人身売買や殺人、奴隷制度、人種差別、性差別なども否定できないということになります。
また、「奴隷制度が合法的だった時代には奴隷制度は奴隷制度を肯定する価値観は正しく、奴隷制度が違法になったら正しくなくなる」というものでもありません。
価値観の多様性があることは認めても、そのすべての価値観が道徳的であり正しいとは限りません。また、現在社会の大多数が容認していることであっても、それが正しいとも限らないのです。
動物の権利は、動物の本来の生き方を認め、搾取、虐待することを非難しています。種差別に反対する動物の権利運動は、奴隷制度や人種差別、女性差別に反対しその価値観を常識としてきた運動と同じ流れなのです。

