ジェネシス賞:アニマルライツのアカデミー賞
2004/07/26
毎年、ハリウッドで行われるアカデミー賞と平行して行われる、ジェネシス賞はいわばアニマルライツのアカデミー賞とも言えるでしょう。
映画、テレビ、新聞雑誌など、あらゆるマスコミがアニマルライツ関連にスポットライトを当て、その問題を提起したメディアの人々に与えられる賞です。2004年、3月、18回目を迎えたジェネシス賞受賞式はビバリーヒルズのヒルトンホテルで行われました。このビバリーヒルトンは今年のゴールデングローブ賞の会場にもなったところです。
アメリカにはアニマルライツのセレブが多く、過去にジェネシス賞に参加した有名人は数知れません。
今年と、それ以前にジェネシス賞で受賞やプレゼンターをつとめたセレブを少し、ご紹介しましょう。
★映画『ベイブ』の
ジェームス・クロムウェル
★ホラー映画『エクソシスト』の
リンダ・ブレア
★マイケル ジャックソン
★プリンス
★ヒッチコック映画『鳥』の主演女優
ティッピー ヘドレン
★『バットマン』の
アリシア シルバーストーン
★皆さんご存知『007』の
ピアース・ブロスナン
★ロード オブ ザ リングの
ショーン アスティン(彼がアニマルライツとは知りませんでした!)
ジェネシス賞受賞式はアカデミー賞とは日をずらして行われます、これは両方に出席するセレブがいるためです。
きらびやかに飾られた会場には報道陣がつめかけています。テレビカメラの放列が並び、入り口でスターの来るのを待ちかまえています。
受賞式のドレスコードは第二正装といったところです。男性はタキシード、またはスーツ、女性はイブニング、またはカクテルドレスとなっています。
受賞式に先立ち、ディナーがはじまります。アニマルライツのイベントなので、もちろんお食事はヴィーガンです。このお食事がなかなか手の込んだおいしいものなのです。
さて、午後8時近くになるといよいよ授賞式です。
受賞のカテゴリーは20あまりで、映画賞、音楽賞、国際賞、新聞雑誌賞、子供番組賞などにおよびます。
今年の映画賞は『キューティブロンド』 (原題 Legally Blonde 2)
化粧品の動物実験反対のテーマが評価されたものです。日本ではチワワブームに拍車をかけてしまったようですがこれは残念なことですね、アメリカでは主人公エルの着たピンクが大流行になっています。
アニメ部門の受賞は『ファインデング 二モ』でした。これも二モの魚ブームになったそうで、ポイントずれてしまったようです。
音楽賞を受賞したのはクラシック映画、’野性のエルザ’ (原題 Born Free)の主題曲です。
1966年に上映された『野性のエルザ』は世界中で大ヒットをしました。
実話にもとずく, ジョイ・アダムソンの原作でライオンのエルザと人間の交流を描いたこの映画は世界中の人々を感動させました。
翌、1967年にはアカデミー賞を受賞しました。(ベストスコアと最優秀音楽賞)
この映画の主演女優、バージニア・マッケンナ (Virginia Mckenna) は長年、動物保護の運動をした人です。サーカスや動物園などで動物を見世物にすることに反対し、野生動物を自由にしようという運動です。
野性のエルザ制作から20年近くたった1984年、バージニアさんはエルザを記念して、ボーンフリー財団( Born Free Foundation )を設立しました。
この団体の設立と長年の動物保護運動に尽力した功績により、同1984年イギリスのエリザベス女王からOfficer of the Most Excellent Order of British Empire ( OBE ) の称号を授与されました。
これ以後、バージニアさんは OBE バージニア マッケンナの尊称で呼ばれています。
動物保護につくした人に、このような名誉が与えられるとは、さすがはイギリス!
バージニアさんはジェネシス受賞式に特別ゲストとして招待されました。
このクラシック映画、野性のエルザの主題曲 Born Free が音楽賞を受賞したからです。
イギリスから招かれたバージニアさんは当時の映画の感想を語り、その目には涙が浮かんでいました。
バージニアさんは40年前の映画出演当時そのままの姿で少しも変わってはいませんでした。(ホンの少しシワが増えていただけでした)
ジェネシス賞はこれ以外にもたくさんのカテゴリーからの受賞があり、そのどれもがアニマルライツにスポットを当てたすばらしいものばかりでした。
会場となったビバリーヒルトンですが、ここのオーナーはかつて全米を風靡したテレビの人気司会者マーブ・グリフィンです。
マーブ・グリフィンは動物好きで大のアニマルライツ贔屓なのでジェネシス賞のためにご自身のホテルを会場として提供してくださいました。
ビバリーヒルトンはマーブ・グリフィンがオーナーであるため、多くの芸能人がここを訪れます。セレブに会えるチャンスもあるのです!
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