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動物園水族館などの娯楽のために使われる動物たち

サーカスに動物を使わないで!意見を伝えよう。

自然界で、火を飛び越えたり、逆立ちで綱渡りをしたり、椅子に座ったりしない動物が、サーカスではこういった芸を見せるのはなぜでしょうか。動物たちが、これらの滑稽な曲芸を何百回も、決められた時間に、ライトの下で、繰り返し演じることができるのは、罰を受けるという脅威があるからです。


わたしたちには華やかなサーカスの舞台裏をうかがい知ることができません。
元サーカスの調教師のウラジーミル・デリャブキンは次のように言っています。
「リングには残酷さはありません、それは舞台裏にあるのです。
私には、どんな客席でも拍手喝采させる芸がありました。熊が私のパートナーのリューダの前で、張り子でできた玉を手で握りしめながら、膝をつくというものです。
どこから見ても、効果的で可愛らしい芸です。
でもリハーサル中、動物とは別な「会話」が交わされているのです。私は熊たちがこの芸をするのを拒否しただけで、殴られたのを見ています。調教師はがまんできなくなり、爆発し、なぐるのです。
決して忘れることが出来ないのは、熊の血にまみれた調教師の靴です。動物たちはこんな風に容赦なく扱われているのです。この私も熊を不具にしたことがあります、このウラジーミル・デリャブキンが!
胸を強く殴ったら、この可哀相な熊は、目に混濁ができてしまったのです。いまでもこの情景は忘れられません。」
 
調教の時間だけではありません。動物たちはサーカスの会場から会場へ、長い距離を船や飛行機やダンプで運ばれます。人間のように快適な旅を楽しむわけではありません。日本の木下サーカスでは、首が5メートル近くあるキリンは、コンテナの中で、足を折り曲げ首を前へ倒して不自然な姿勢で運ばれます。首を伸ばして休憩できるのは2時間に1回しかありません。
 
サーカスの動物への虐待行為はしばしば告発されています。
2011年にはイギリスのサーカス団が、舞台裏でゾウの頭やお尻、首、足を何度も蹴ったり道具で叩いたりしている様子が撮影されています。
そのイギリスでは2015年から野生動物のサーカス利用が禁止されることが決まっています。
オーストリア、コスタリカ、デンマーク、フィンランド、インド、イスラエル、スウェーデン、スイス、シンガポールなどの国々では、野生動物をサーカスに使うことを禁止、あるいは厳しく制限しています。
ボリビアでは全ての動物をサーカスに使うことがすでに禁止されています。ギリシャでは2012年1月、全ての動物のサーカス利用を禁止する法律が成立。この法律はサーカスでの動物利用を禁止するだけではなく、すべての動物の商用利用を禁止するものです。
 
各国でサーカスの動物利用が規制されつつあり、動物を利用しないサーカスは、国際的に拡大しつつあります。
私たちには動物を犠牲にしない娯楽がたくさんあります。
 
ロシアサーカス団の日本公演窓口となっている、株式会社ボリショイサーカスへ、
サーカスでの動物利用を止めてもらえないか聞いたところ「アンケートでは、動物サーカスを子供達はとても喜んでいる」「ボリショイではそのような虐待で調教していない」とのことでした。
ロシアのサーカス団に『サーカスで動物を使用しないでほしい』という意見があったことを伝えてもらえないかと聞くと「そういうことはしません」また「今後も動物を使っていきたい」との回答でした。
 
動物たちのために、私たちにできることは「サーカスに動物はいらない」という意思表示をすることです。
・サーカスに行かない。
・サーカスに利用される動物のことを周りの人に知らせてあげる。
・ボリショイサーカスや木下サーカスに意見を届ける。
これは私たちにしかできないことです。
 
動物自身には選択の余地がありません。


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